メディカルハーブとは
ハーブに含まれている成分を健康管理の分野に用いるハーブをメディカルハーブ(植物療法)と言います。メディカルハーブは、医薬品と食品の間に位置するもので、健康維持・増進といった1次予防から3次予防まで幅広く予防医学の分野で活用する事が可能と言われており、これらを日常的に取り入れる事が望ましいと言われています。
日常的に取り入れるにしても、現代の社会環境においては難しいものがあります。例えば、毎日ハーブティーを飲むにしても、飽きてしまうと、長続きは難しいでしょう。しかしながら、医薬品であるシップ薬などと同様、メディカルハーブのエキスや精油を経皮吸収させることが可能です。即ち、日常的にメディカルハーブの成分(人体に有効な成)を皮膚表面から取り入れる可能性があり、日常的に一次予防することが期待できます。
経皮吸収とは
図で説明しますと、図1の皮膚構造の皮脂腺から分子量500程度の成分が経皮吸収[J.Soc.Cosmet.Japan Vol.41,No4 2007]されることが分かっています。
図2の血管皮膚に示す表皮内部に存在する毛細血管の細胞間又は細胞内に浸透し、人体に有用な植物成分が血管内に入ります。