基礎代謝量と健康② 基礎代謝量を高めるには

基礎代謝量を高めるには

基礎代謝量を高める方法の一つにメディカルハーブを活用することが有用であることをお伝えしました。今回は、基礎代謝量について、もう少し詳しく見ていきましょう。

厚生労働省eーヘルスネットによれば、総エネルギー消費量(24時間相当)は、以下の3つで構成されています。

  1. 基礎代謝量(約60%)
  2. 食事誘発性熱産生(約10%)
  3. 身体活動量(約30%)
総エネルギー消費量の構成

基礎代謝(BM=Basal Metabolism)とは横臥位(上向きで横になった状態)で肉体的・精神的に安静であり、睡眠することなく、腕や脚などを動かさずに24時間で消費するエネルギー量のことをいいます。この状態でも心臓はもちろん、体温を維持するためなどに筋肉や臓器が活動しているため、エネルギーを消費します。と記載されています。

基礎代謝量をあげると何がいいの?

基礎代謝が下がると太りやすくなって、免疫力の低下や心臓や脳などで血管疾患を発症するなど健康を脅かすことになると言われていますので、基礎代謝をあげることは健康体をつくりやすくなるということです。

NHK「健康チャンネルで確かな医療・健康情報を!」からの情報では、筋肉量と寿命の関係があります。代表的な例を以下に記載します。

  1. 最近、75〜84歳の高齢者の歩く速さと、10年後の生存率を調べた研究で、歩く速さが速く、又、筋肉の量が多いほど長生きできることがわかってきました。
  2. 20歳ごろを過ぎると少しずつ筋肉量が減っていき、70歳代では20歳代の4割程度に減少します。特に、30〜50歳代の中年期にあまり運動をしないで過ごすと、筋肉が急激に減少する可能性があります。(若い頃からの予防が大切ですね!)
  3. 加齢とともに筋肉が減っていくのは自然な減少ですが、筋肉量の減少が急激で病気ととらえて対処すべき状態を「サルコペニア」といいます。サルコペニアになると、さまざまな影響が起こってきます。歩く速度が低下し、着替えや入浴など日常生活の動作も行いづらくなります。体のバランス機能が悪くなり、転倒・骨折の危険性が高くなります。また、糖尿病や肺炎などの感染症を発症しやすくなり、死亡率を高くすることもわかってきました。

更に、厚生労働省研究班の報告(2015年2月)では、筋肉が減ると免疫機能が低下し、肺炎などにかかる人が多いことも報告されています。
筋肉量の少ない高齢の男性は、多い男性に比べて死亡率が約2倍になるとの調査結果が記載されています。

このことからも筋肉量をあげることが健康体を維持する上で、いかに大切であるかを御理解いただけたことと思います。

つまり健康的な生活を送るためには、運動で筋肉量を増やしつつ食事などの生活習慣に気を付けて、基礎代謝を上げることが大切であるということです。
運動と共に筋肉の材料になる摂取されたタンパク質は胃内で分解された後、回腸へ進みながらアミノ酸やペプチドの形に分解されます。それから腸内吸収され運動後に筋肉量を増やすことができると言われています。

しかし、人は個人差があり年齢、性別、日常のライフスタイルなどにより代謝が必ずしも同じでないことから、全ての人々が同様に筋肉量をあげることは難しく、なかなか実行できない面があるのが実態です。例えば、腸内吸収率一つをとっても年齢に応じて減少し、一般に、20~30代:30%、40~50代:20%、60代以降:10%と言われていますが、腸内環境が悪ければ、更に低下するでしょう。

また、加齢とともに消化能力が低下していきますので、特に高齢者の方はなかなか筋肉量を増加させることは難しいところがあります。

そこで、ゆふ・はのメディカルブレンドハーブを使った石鹸が基礎代謝量をあげ、筋肉量もあげることができるということがモニター事例で示されています。しかし、このメディカルブレンドハーブに対する感度も個人差があり、全ての人々に同様な効果をもたらすとは限りませんが、筋肉量があがったケースの一例を以下に示しました。

ハーブ石鹸(特許処方)使用例モニターKの事例

メディカルハーブ石鹸を34日間使用した時点で、モニターKは体重64.5kg、筋肉量54.7kg、体脂肪率10.5%であった。

基礎代謝量と筋肉量
使用日数と筋肉量

男性65〜74歳のケースと比較

全身筋肉量
「日本人筋肉量の加齢による特徴」(日老医誌 2010;47:52―57)から抜粋

文献:「日本人筋肉量の加齢による特徴」(日老医誌 2010;47:52―57)から抜粋したデータで、男性65~74歳のケースは、筋肉量は47.5±4.9(n=1,702)でした。体重64.6±10.0kg、身長167.1±7.2cm、全身筋肉量49.9±6.1kg

文献から、モニターK(69歳)の筋肉量は47.5±4.9kgに相当します。しかし、特許処方のメディカルハーブ石けんを活用したことで筋肉量54.7kgとなり、日本人の平均筋肉量より約7.2kg高く、年齢35歳~54歳の筋肉量に相当し、モニターKの体年齢は54歳になったのです。

ここで、筋肉量についてもう少し見ていきましょう!

筋肉量について

TANITA方式による測定データから、実際のおおよその筋肉量を算出してみましょう。
TANITA社の体組成計で評価した筋肉量は、骨格筋、平滑筋(内臓など)、水分量を含んだ値です。実際の筋肉量を求める計算式は以下の3)式で求めることができます。
求めるために必要なデータは体重体脂肪率です。

  1. 体重×体脂肪率=体脂肪量
  2. 体重-体脂肪量=除脂肪体重
  3. 除脂肪体重÷2=筋肉量(およその数値)
  4. 筋肉量÷体重=筋肉率

モニターKの筋肉量を算出

メディカルハーブ石鹸を34日間使用後、69歳男性モニターKは体重64.5kg 身長170.0cm 体脂肪率10.5%です。モニターKのおよその筋肉量は以下の計算結果から28.86kgでした。

  1. 体重×体脂肪率=体脂肪量=64.5×10.5%=6.77kg
  2. 体重―体脂肪量=除脂肪体重=64.5-6.77=57.73kg
  3. 除脂肪体重÷2=筋肉量(およその数値)=57.73÷2=28.86 kg
  4. 筋肉量÷体重=筋肉率=28.86kg÷64.5kg=44.7%(69歳男性 非常に高い)

一般的な30代〜40代の筋肉量を算出し、比較

比較例として、一般的な男性30代~40代の健康体の事例で筋肉量を算出してみます。
身長170㎝、60㎏で体脂肪率が15%の男性が前提の計算事例です。

  1. 体脂肪量=60㎏×15%=9kg
  2. 除脂肪体重=60㎏-9㎏=51㎏、
  3. 筋肉量(大凡)=51㎏÷2=25.5㎏、筋肉量はおよそ25.5㎏です。
  4. 筋肉率=25.5㎏÷60㎏=0.425=42.5%となり、この男性の筋肉率は体重の42.5%となることがわかりました。

モニターKの筋肉率=44.8%と健康体の男性の事例と比較すると大きな差があることが分かり、60歳男性でも筋肉率の点で、ほぼ30歳~40歳代に相当していることが分かります。

健康体になる又はフレイルを予防することはとても大切です。
そのために、メディカルハーブを活用することの有用性もおわかり頂けたでしょうか。
ゆふ・はの「めぐる八茶」には、7種のメディカルブレンドハーブの特許処方+αのメディカルハーブを処方しています。